新谷仁美は強いしすごい!2021東京オリンピック内定!

日本の女子長距離界のモンスター(良い意味でです笑)新谷仁美がとにかく強いしすごいです!

このブログでも紹介したのですが、2020年の全国女子駅伝アンカー区間で2年連続区間賞を獲ったかと思えば、

次の週のヒューストンハーフマラソンで日本記録を14年ぶりに更新!

2020年は東京オリンピック出場を目指すことになると思いますが、

ここで再度、過去の実績などを振り返りながら、新谷仁美の強さ、すごさを確認しておきたいと思います。

新谷仁美は強い!

2020年1月19日、ヒューストンハーフマラソン(アメリカ)に出場した新谷仁美は、出場する前からの宣言どおり、それまでの福士加代子の日本記録を14年振りに更新しました!

タイムは1.06.38!福士加代子のそれまでの日本記録が1.07.26ですから、約50秒の更新ということになります。

強いですねぇ。

この新谷仁美のハーフマラソンの1.06.38は、日本人女子選手の唯一の1時間6分台の記録で、1時間7分台の記録保持者は福士加代子、野口みずき、鈴木亜由子の3人しかいないんです(←この3選手ももの凄く強いですよね)。

しかも、アジア歴代4位の記録でもあります。

東京オリンピックが開催される2020年になったばかりですが、新谷仁美強いです。

 

2020年の新谷仁美のスタートは、毎年恒例の全国女子駅伝でした。

アンカー区間の9区(10km)を走り、歴代2位の記録となる30.57という好タイムで、区間2位に約1分の差をつける圧巻の区間賞!(←9区の歴代2位の記録)

この全国女子駅伝の区間記録も福士加代子が2004年に出した50.52というタイムで、新谷仁美はこの福士加代子の区間記録を更新したいと走りましたが、5秒及ばず!

しかし、2年連続の区間賞獲得(この9区間3度目の区間賞獲得)となりました。

繰り返しますが、2020年は東京オリンピックが開催され、その2020年の始まりである全国女子駅伝での圧巻の走り、

その1週間後ヒューストンのハーフマラソンで、日本新記録を叩き出すという快走!

東京オリンピック出場に向け、順調すぎる?滑り出し、強い新谷仁美!を魅せてくれています。

2020年の強い!新谷仁美に注目だと思いますね。

新谷仁美はすごい!

新谷仁美が強いことは、陸上ファンの方々はご存知だと思います。

新谷仁美を知らなかったという方々に、新谷仁美がどれだけ強い、すごい選手なのかを、過去の競技実績から紹介したいと思います。

 

新谷仁美は1988年(昭和63年)2月26日生まれ(早生まれ)ですから、高校生になるのは2003年になります。

1年生、2年生のときの成績がイマイチわからないんですが、

2005年(平成17年)の高校3年生のときに、インターハイ女子3000m、国体少年女子3000mで2冠を達成しています。

インターハイと国体での優勝は、新谷仁美に関わらず、陸上競技では多くの選手が達成する傾向にあるんですけど、新谷仁美はものすごい伝説を作っているんですねぇ。

 

高校長距離界の年末の風物詩である全国高校駅伝なんですけど、新谷仁美はこの高校駅伝女子の1区で3年連続で区間賞を獲得しているんですねぇ。

3年連続区間賞を獲得した女子高校ランナーは6人いるそうなんですけど、各校のエースが揃う1区で3年連続区間賞を獲得したのは2人だけ。

その一人はケニアからの留学生で、もう一人が新谷仁美なんですね。

日本人選手で唯一、3年連続区間賞、しかも、繰り返しますが、各校のエースが揃う高校女子駅伝の最長区間での区間賞なんです、メタメタにすごいんですね。

 

さらに!この3年連続区間賞のすごいところは、そのタイムです。

全国高校女子駅伝は毎年京都で行われ、その1区は6kmです。

この1区6kmをだいたい19.30以内のタイムで走れば速いほう(区間賞を獲れるタイム)だと思うんですけど、

新谷仁美の1区3年連続区間賞のタイムが、

  • 2003年(1年):19.17
  • 2004年(2年):18.53←1区歴代2位
  • 2005年(3年):18.52←1区歴代1位

↑というタイムで、全31回開催された高校駅伝の1区の歴代1位と2位の記録が新谷仁美なんです!

しかも!!全31回の高校駅伝の1区で、18分台のタイムで走ったのは新谷仁美しかいないんです!!それも外国人留学生でも18分台で走った選手はいません!!!

すごいと思いません?(笑)

しつこいかもしれませんけど、も一度言います(笑)

  • 高校駅伝3年連続1区区間賞
  • 歴代1&2位の記録保持者

↑新谷仁美は2020年現在、もちろん現役選手なんですけど、すでに日本陸上界、長距離界のレジェンドなんです!

新谷仁美の高校時代の駅伝の強さは、とにかく圧巻です。

そのうち、新谷仁美が高校2年生のときの高校駅伝1区はすごいんです。

↓ぜひご覧ください。

全国高校女子駅伝1区 新谷仁美 史上初の18分台の快走!

 

もちろん、新谷仁美以外にも日本女子長距離界のレジェンドはいます(私が勝手にレジェンド認定していますけど笑)。

オリンピックで金メダルを獲得した高橋尚子野口みずき

オリンピックで2大会連続メダルを獲得した有森裕子

世界陸上でメダルを獲得した山下佐知子安部友恵浅利純子土佐礼子福士加代子など、

千葉真子は世界陸上のトラック競技(10000m)で日本人女子で唯一メダルを獲得したレジェンドです。

これらの選手ももちろん強いしすごい選手たちですけど、

この高校時代の新谷仁美の衝撃度合い、世界大会のメダル獲得にも匹敵するほどのインパクトがあると、勝手に思っているんです(笑)

その他、新谷仁美の主な大会でのすごい実績をまとめておきます。

2005:全国女子駅伝1区区間賞
2006:横浜国際女子駅伝6区区間賞
2007:東京マラソン優勝(初マラソン)
2011:世界陸上5000m13位
2011:国際千葉駅伝6区区間賞(区間新)
2012:全国女子駅伝9区区間賞
2012:日本選手権5000m優勝
2012:ロンドン五輪10000m9位
2012:ロンドン五輪5000m18位
2013:日本選手権10000m優勝(2位の選手を周回遅れにする圧勝)
2013:世界陸上10000m5位
2014:競技引退を表明
2018:競技に復帰
2019:全国女子駅伝9区区間賞
2019:アジア選手権10000m2位
2019:世界陸上10000m11位
2020:全国女子駅伝9区区間賞
2020:ヒューストンハーフ優勝(日本記録)

↑マラソンも走った経験はありますけど、トラックにこだわる新谷仁美です。

国内の駅伝ではほぼほぼ敵なしの実績を残していますが、メインは10000mです。

ここらへんが新谷仁美のすごいところでもあり、また、かっこいいところでもあると思います。

新谷仁美は東京オリンピック内定!

2020年12月4日、陸上日本選手権、女子10000m。

既に東京オリンピックの参加標準記録を突破していた新谷仁美は、

このレースで優勝すればオリンピック内定ということでしたが、

見事!優勝を飾り、東京オリンピック内定となりました!!

 

しかも!このレースで、

渋井陽子の日本記録を28秒も更新する、30.20.44という日本新記録で優勝!

同レースの3位の選手まで周回遅れにする異次元の走りでした。

この記録は、2020年12月4日時点で、

アジア歴代4位、世界歴代22位、というすさまじい記録です!!

↑今季ではないですよ、「歴代」ですからね!

 

新谷仁美、東京オリンピック出場内定です!

 

新谷仁美のプロフィールなど

こんな強い&すごい新谷仁美、最後にプロフィールなどから、新谷仁美というアスリートを確認しておきましょう。

あ!プロフィールの内容は、私が個人勝手に、新谷仁美という選手の特徴を踏まえた内容にしたいと思います。

  • 氏名:新谷仁美(にいや ひとみ)
  • 生年:1988年2月26日(2020年で32歳)
  • 出身:岡山県総社市
  • 学歴:興譲館高校
  • 所属:積水化学
  • 身長166cm

衝撃的な長距離デビューを飾った高校時代は、長距離界の名門校・興譲館(岡山)です。

興譲館を卒業した後は、豊田自動織機、ユニバーサルエンターテインメントなどに所属し、2013年の世界陸上後に一度引退します。

引退前の世界陸上直後のインタビューに答えた新谷仁美に、その人柄がうかがえます。

悔し涙の5位・新谷が次世代に伝える思い世界陸上2013・女子1万メートル

この世界で認められるのは、きれいごと抜きで厳しい言い方をすると、メダリストだけ。それは去年の五輪で自分が身を持って感じたことなのに、今回、分かっていなかったのかなと。この1年を通して、自分は陸上が仕事で、結果がすべてと言っている割には、なんだよっていう感じ。

出典:2013年8月15日スポーツナビ

 

まだできてはいないけど、スピード勝負が必要。それは、ラストの切り替えの方法のこと。一気にスピードを落として、一気にスピードを上げる。ただスピードを落とすだけじゃなくて、一気に下げてピュッと(上げて)いけるようなものが必要。徐々にペースを上げるのは楽で、環境が良ければ楽にできるので。

これからはそんなことが全然(簡単に)できる子たちが増えると思う。男子のようにえげつない、下げて上げるレースができれば、ラスト1周も走れるはず。私の今日の大会のペースを見て、中学生や高校生が夢を見てくれればいい。本当に私がいなくてもいいので、そういう夢を持って向き合ってくれれば。それが私の願い。

出典:2013年8月15日スポーツナビ

 

世界陸上で5位入賞した直後のコメントなんですけど、メダルに届かなかった自分を情けないと言ってるんです。

日本代表ですから、日本で最も強い選手なのに、こんな自己評価。

また、自分に続く日本の中学生や高校生ランナーたちに対して、自分のレースを参考にして、世界と戦う希望を持ってほしい旨のメッセージを送っているんですよね。

2014年に一度引退して、2018年に競技に復帰しますけど、

6年ぶりに日本代表として2019年の世界陸上に出場し11位となったときのコメントも、

「日本の恥だと思っている」という発言をします。

とにかく、自分に対して厳しい、そして、日本の中高生のランナーたちへの気遣い、などを考えると、新谷仁美っていうのは、やはりプロフェッショナルだなと思います。

競技者としてはすごいパフォーマンスを魅せ、インタビューや取材などにはメッセージを含むリップサービスもしてくれる。

やはり、新谷仁美はすごいアスリートであり、プロフェッショナルな選手として魅力的な選手だと思います。

 

そんな、魅力的な新谷仁美には、ぜひとも東京オリンピックに出場し、自分の納得のいく走りをしてもらいたいです。

日本陸上界と岡山県の女子選手っていうのは、運命的なつながりがあると勝手に思っているんです。

オリンピックで日本人の女子選手が初めてメダルを獲得したのは、ご存知のように人見絹江(岡山市出身)です。

そして、オリンピックの陸上競技で日本人の女子選手がメダルを獲得した2人目の選手は、有森裕子(岡山市出身)です。

オリンピックの陸上競技でメダルを獲得した日本人女子選手は、

  1. 人見 絹江(銀)
  2. 有森 裕子(銀&銅)
  3. 高橋 尚子(金)
  4. 野口 みずき(金)

↑の4人で5個のメダルを獲得しているんです。

そのうち、岡山出身が2人で、3個のメダルを獲得しています←岡山県メダル獲得率50%以上!(笑)

はい、新谷仁美も岡山県(総社市)出身です。

新谷仁美の東京オリンピックでの走りに注目しないわけにはいかないと思います。

まとめ

以上、ここでは、東京オリンピック期待の長距離ランナー新谷仁美を紹介しました。

新谷仁美は強いしすごいんです。

東京オリンピック女子10000mで、新谷仁美がメダルを獲得できなければ、他の日本人女子選手は誰も獲れないだろ・・・と思うくらい強いしすごいんです(笑)

年齢的にも最後のオリンピックになると思われます。

日本の女子長距離界のレジェンド新谷仁美の東京オリンピックは注目ですよ!

 

今回の記事が読んでくださったみなさんのスポーツの楽しみのお役に立てればうれしく思います。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

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